八戸市美術館において、
市民アートサポートICANOF第13回企画が行われています。《http://icanof.parallel.jp》
写真家笹岡啓子による「スチール・プロジェクション」と写真展、映像作家佐藤英和による「tanesashi/ninoshima 2015」が、重層的に展示されている会場は実に(ICANOFのサイトに掲載されている現代音楽家根本忍の論考が示唆するとおり)不穏な問いと危険に満ちていました。
2009年に刊行された『PARK CITY』以来、批評性に満ちた作品を取り続けてきた写真家の今回の展示においても、場所の関係性、唐突な繋がりなどが暗示されている。前出の根本さんは「継起的」という言葉で、その空間性を探る思考を展開しています。是非お読みください。

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8月の22日と23日に行われたトークの参加者は、
モレキュラー演出家。美術展キュレーターの豊島重之氏
フランス文学・思想の鵜飼哲氏
写真史、近現代美術史の倉石信乃氏
音楽・文化批評の東琢磨氏
このメンバーに、作家の笹岡さん、佐藤さんを加えた二日間にわたるトークの、1日のみの拝聴でしたが、デリダの「動物性」をめぐってのトークは、鮮烈を極めました。東さんの音楽批評は、恥ずかしながら未見で、必ずや拝読します。

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もう1日のトークを残し、断腸の思いで、東北の太平洋岸を南下。
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今回はここまででした。近々い再訪予定です。
今回撮影の何枚かは、フレメンのサイトに反映します。