19日、「アートウオーク」発売イベント無事終了。トークに参加いただいた美術科の岡部昌生さん、近美副館長の佐藤友哉さん、見に来ていただいた皆様、どうもありがとうございました。企画していただいた北海道新聞出版局の仮屋さん、ジュンク堂の皆様、お礼もうしあげます。

20日夜、北海道立文学館へ、「サハリンを読む」という展示を見に、同時にミュージシャンでトンコリ奏者のOKIさんのライブを聴きに行く。OKIさんは、「ON_沙流川」を撮り始めるきっかけを作ってくれた人である。「サハリンを読む」には半澤中、疋田豊治、片山通夫、大友真志、石川直樹の5人の写真家の作品が展示されているが、大友さんは今年出版の「photographers gallery press no.8 田本研造特集」の編集責任者であり、石川さんとは今年の東川フォトフェスタでお会いした。疋田豊治もpress.8に港千尋さんのテキストとともに掲載された写真家であり、半澤中はカイ取材中に斜里の博物館で谷口雅春さんの導きでその作品に出会った写真家。これだけの符合は信じられないほど。私にとっての今年の締めくくりのイベントにふさわしいとしか言いようがない。しかし、そんな不遜極まる個人的感慨などとは無関係に、OKIさんの6台のトンコリとムックリを駆使した演奏は例えようもなくすばらしかった。また、それぞれ異なった世代の5人の写真家の写真も見応えがある。特に若い写真家、大友さんと石川さんの写真にはいつもながら多いに刺激を受けました。

その日、20日の読売新聞朝刊、書評面には拙「BBB写真集」の書評が掲載された。書いていただいた前田恭二さん、ありがとうございます。

とにかく今年は「ありがとうございます」で明け暮れた。来年もそうありたい。