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ニューヨークから写真家トヨダヒトシさんが、やってきます。ついに「トヨダヒトシスライドショー」が実現します。青森県立美術館の主催で行なわれる三内丸山遺跡での「トヨダヒトシスライドショー」に際し、札幌まできていただくことを引き受けてくれたトヨダさん、身勝手な申し出に、こころよくご協力を頂いた学芸員の高橋しげみさんはじめ、美術館の皆様に、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。屋上での開催を快諾いただいた岩佐ビルオーナーの岩佐さんを始め、協賛をいただいた皆様にこの場からお礼申し上げます。

上映とともに行なわれるに横浜から駆けつけて、トークショーに参加いただくことになった、美術批評家であり、横浜美術館主席学芸員、横浜トリエンナーレグループ長の天野太郎さんにもあわせてお礼申し上げます。

札幌での開催を前に、すでに幾つもの思いが浮かんでいます。トヨダヒトシの写真において、<わたし>が重要だ。21世紀のいま、この<わたし>が問われなければならないだろう。トヨダヒトシの写真は、言葉の介入を拒否するのではなく、ストイックに制御しながら、写真の「前言語的」な様態を開示するかのようだ。「映画的なものは映画とは異なるものである。映画的なものは、小説的なものが小説から遠いのと同じくらい、映画から遠い(ロラン・バルト)」トヨダヒトシの写真体験は、ちょうどこれを裏返した体験だ、と言えないだろうか。等々。しかし、現実の「トヨダヒトシ」体験は、間違いなくそんな思いを軽々と越えていく体験になるだろう。

詳細は、伊藤留美子がブログにすでに掲載済みなので、こちらをご覧ください。http://www.fremen.biz/contents/modules/note/archives/2572

フライヤーには記載されていませんが、八戸から豊島重之さんの来札が決まりました。「モレキュラーシアター」の演出家、「イカノフ」のキュレータである豊島さんは、精神医療の臨床医としての激務の合間をぬってのご参加です。以下、豊島重之さんをご紹介いたします。

2001年より毎年、八戸市美術館で、独自のICANOF企画展をキュレーション。2009年「BBB展」ではメインの招待作家「露口啓二写真集」を刊行。翌2010年「飢餓の國・飢餓村・字 飢餓の木(KwiGua)展」では10周年記念として、ハードカヴァーの図録を以文社より発売。モレキュラーシアター設立、海外20都市で公演、演出歴45年。2011年1月「座・高円寺」で「のりしろ」公演。同10月には「豊島和子追悼公演」。2012年11月には新作「にのいち」上演予定。共著に「ドゥルーズ 千の文学」「アートポリティクス」等。編著に「MEGA-NEURA(メガネウラ)」「ISTHMUS(イスムス)」等。<dblycee.jp>  <http://www.hi-net.ne.jp/icanof>

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