書肆吉成より「アフンルパル通信6号」が届いた.寄稿された方々のいつもながらの濃密なテキスト群とともに、北島敬三さんの写真が2点掲載されている。氏は写真集「A.D.1991」以来私が尊敬し続けてきた写真家であり、2004年横浜と八戸で撮影された2枚の写真は、ストディウムもプンクトゥムも現れることを拒否するような、硬質な平板さと静謐さをたたえている。私の舌足らずな言葉など無用であり、とにかくアフンルパル通信6号を見てほしい。これほど励まされる写真はそれほど存在していない、と思う。

今日のような状況下で「アフンルパル通信」のような出版物を継続している書肆吉成の吉成さんには敬意を表したい。重ねてアフンルパル6号を手に取りご覧いただくことをお願いします。
連絡は下記へ
http://diary.camenosima.com/

奇しくも今日、北島さんと同じフォトグラファーズ・ギャラリーのメンバーである王子直紀さんより写真展「吐噶喇」の案内が届いた。案内状の写真を見ただけですごみを感じます。展示を拝見できるといいのですが。