上野修さんが書いてくれた日本カメラ2010年3月号掲載の「BLINKS OF BLATS AND BLANKS」書評を「ぼさく」に、本日より掲載した。(自分の)写真に対して書かれた文章中に、自分からは、おそらく出てこないであろう言葉を見つけることは、眠っている脳髄のどこかを揺さぶられた心地がする。上野さん、ありがとうございました。

先週の土曜日には、札幌の三岸好太郎記念美術館で行われた「三岸・前衛・そして北海道」という中島岳志さんと谷口雅春さんのトークに、後半参加し北方民族博物館での保苅実写真展について少し触れさせてもらった。「(三岸の)極限迄の格闘と追求」と「(パトリの)崩壊の地点からの再構築」とのいずれかの場所での重層(重奏)という中島さんの指摘は、「保苅実の(ほとんど不可能とも思える)他者との接続可能性」という問題提起とまさに「重層(重奏)」するだろう。また、谷口雅春との交差は、思いがけないところまでのびていく予感がする。

アフンルパル通信が発行され、吉成さん自ら届けてくれた。ありがとうございます。告知が遅くなってごめんなさい。近々に「書肆吉成」を「ぼさく」で取材して掲載します。