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photographsの「自然史Ⅱ」を改訂

photographsの「自然史Ⅱ」を改訂しました。「自然史Ⅱ」は、新型コロナウイルスの状況により、進行が遅れていますが、かえって中断中に様々な観点の見直しができ、また、可能な範囲で撮影を進めています。

なお、カバー写真も「自然史Ⅱ」からのものです。

 

香川へ移住

香川県の志度というところに移住しました。新型コロナウイルスの状況が、四国でも緊迫度を増しているので、慎重に手順を踏んだ結果、1月14日、やっと正式にさぬき市民になりました。四国霊場第八十六番札所志度寺へ車で数分のところに、古い平屋を借り、ここが、これからしばらくのあいだ住居と仕事場になります。

札幌のスタジオは、この数年間シェアしてきたリトミコフォトグラフィーの伊藤留美子さんが、全面的に継続して使用、長年住んできた札幌の住居は、仕事場を兼ねて、そのまま保持します。

移住の結果、北海道でやるべきことをやりきれていないことが明確になりました。また、同時に、四国でやりたいことが、まだ妄想の域を出ませんが、次々と湧いてきます。とはいえ、私に残されたであろう時間を測ってみると、あまり猶予がないこともはっきり見えてきます。新型コロナウイルスで中断している次作にも、状況が変わり次第、取り掛からねばならないので、切迫感が増大しているというのが、2021年1月の情況です。

札幌では、CAI03でのオープニング展「LIVING」が、数日前に終了しました。「札幌大通り地下ギャラリー500m美術館」での「反骨の創造性」展は、会期が2月下旬まで延長されました。残念なことにこの展示では、多くのイベントと同様に、アーティストトークなどが行われず、出品作家の皆さんともほとんど会って話すこともできませんでした。非常に消化不良の状態です。それを補う意味で、展示に添付したテキストと出品写真の一部を、当サイトのblogに掲載しておきます。見ていただければ幸いです。

永くご厄介になり、ささやかながら、自分なりに、その地ならではの仕事をしてきた北海道から距離をおくことになりました。これからもやり残したと感じていることを、四国と北海道を往復しながらやって行くことになります。とはいえ、四国にいる時間が圧倒的に長くなります。そこで、今後やるべきことの一つが、四国と北海道をつなぐ行為を考え、実践することです。これには、多くの方々の賛同と協力がなければ、おそらくただの自己満足に終わります。多分数年先に、もう少し具体的になれば、お知らせしますので、ぜひご参加いただけますよう、気が早いですが、お願いしておきます。

まだ、思いつき程度の段階ですが、もう一つの構想を記しておきます。

九州から始まり、関東に至る、日本列島を横断する中央構造線が、四国を一直線に横断しています。この構造線の北側がInner Zone、南側がOuter Zoneと呼ばれ、異なった岩石の地層の境界線をなしているようです。空海の霊場の一番札所は、この線上から始まりその北側で終わっていて、その先の紀伊半島には真言密教の聖地高野山、さらには伊勢神宮があります。この中央構造線という、日本列島の形成に関わる地質学的な概念が指す地域の人の生活と、露出した地層から、つまり、極度に遠く離れた時制の混在から、何かが見えて来る可能性を探って見たいという、いささか誇大妄想的なことを考えています。これについても、実際に着手するのは数年先になると思いますが、四国に移り、現実にそれらを見る機会が増えたことで、徐々に、構想が具体化するかと思います。

CAI03での展示

新しくオープンしたCAI03でのオープニング展「LIVING」に参加しています。

「自然史」より、福島の7枚と現在制作中の「移と住-建築-そと」からのA3サイズ13枚を展示しています。

「移と住-建築-そと」は、ある状況下で、住むこと、その本来性、その表出としての建築を対象としたものです。私はこれを、「自然史」の続編として制作しています。

 

 

他の3人と1組の作家を紹介します。

まず、岡部昌夫さん

 

伊藤隆介さん

 

鈴木涼子さん

 

港千尋さん+キオ・グリフィス

 

新しいCAI03は、集合住宅を改装したもので、まだ3世帯の方々が住まわれています。

以前から住まわれている方々とギャラリーの共生が興味深い。